【佐賀・嬉野】杜の中の茶室編
アテンドしてくれるとはいえ、今日初めて会った人にこんな道を歩かされたら、結構意味が分からないと思いますが、嬉野では普通なので大丈夫です。
そもそも、ここに来るまでに、車で通った道も獣道で、人間が足を踏み入れて良いゾーンなのかよく分からないのだけれど、アテンドの渡邉さんは構わずハイスピードで運転するし、流れに身を任せたもん勝ちな世界です。
こんな道。
途中、イノシシ用の罠が仕掛けられていたりするような道だけど、がんばって進む。
ずんずん進むアテンドの渡邉さん。
すると、そこには…
じゃーん!杜の!茶室!!!
すーごい曇天なのに、なぜかここだけ後光が差したかのように浮かび上がってみえる。
水捌けの悪い茶室のため、キャンプ用のシートを敷く。
お茶はシートの中、人はシートの外。
そんな劣悪な環境でも、いつもどおりお茶を淹れてくれる渡邉さん。
ここでいただいたのは、品評会茶といって、茶農家のためだけの、市場には出回らないお茶。
エスプレッソくらいの、ごく少量をいただいたのですが、意味不明なくらい、濃い。というか、旨味が強すぎる。
5回目くらいのお茶が、ようやくちょうど良い味になってくるのだけど、衝撃が強すぎて、例えもあまり浮かばない。
出汁みたい、と言われて、なるほどそうか、という感じ。お茶の概念の外にいるお茶。
このお茶をつくったのが、道でばったり会った、自称ナス職人の梶原さん。
【佐賀・嬉野】茶畑の近くで茶農家に会う編 - おいしいアルバム
カメラを向けられると、つい。
きっとこれは、H。
帰り道でまた、いきものがかりの2人が何らかの生き物をみつけた。